SEO対策の実践

SEOとはSEOとは、具体的にどのような作業を行うものなのでしょうか? それにはまず、検索エンジンがどのようなWeb サイトを評価するのかを考える必要があります。 SEO対策の基本的な考え方をみていきましょう。Yahoo! およびGoogle がWeb ページの検索順位を決める要素は、大きく内部要因と外部要因に分けられます。 内部要因とは、ページの中に検索キーワードが含まれるか否かといったサイト内部の要素を指し、外部要因とは外部のサイトから、どのようなリンクをどれだけの数をもらっているかという、他のサイトが関連した要素を指します。検索順位は内部要因と外部要因で決定される事を何度も認識しましょう。
さて、 SEO目的で内部要因を強化することを内部SEO対策、外部要因を強化する ことを外部SEO対策と一般的に言います。それぞれ、具体的にはどういった作業を行えば、検索上位に近づけるのでしょうか?
内部SEO対策
タイトルにキーワードを含める行為や、本文中にキーワードを含める行為は、内部SEO対策に当たります。 自社サイト内での処置であるため、テキストやリンクの編集は容易です。 SEOを実施する上で、まず最初に行っておくべき作業でしょう。
外部SEO対策
他のサイトから、より多くのより質の高いリンクを張ってもらう行為を外部SEO対策と呼びます。 検索エンジンは、他のサイトからのリンクを人気投票と見なし、評価の指標と しています。つまり、被リンクが多いページは、イコール、価値の高いページと判断されるのです。ただし、全てのリンクが評価されるわけではありません。 SEO効果の見込めるリンクとは、
<a href=”ここにリンク先のURLがきます。”> キーワードを含むテキストく/a>
という HTMLソースコードでリンクされ、アンカーテキスト(リンクされた文章)に 検索キーワードが含まれているものです。リンクされる文章にはキーワードが含まれていなければいけません。

普通のリンクで良いのですが、都合よくこちらの意図するキーワードでリンクされることは意外と難しいものです。基礎知識ですが、とても重要なので意識しておいてください。 ちなみに、バナー画像などのイメージを使ったリンクの場合は、 HTMLソース内に alt 属性(オルト属性)という代替テキストを記述することができるので、そとに検索キーワードが含まれるようにしてください。
画像でリンクされる場合l 志、 alt 属性!こキーワードが含まれていればOKです。

具体的なSEO内部対策

タイトルにキーワードをふくめる
ページタイ トルは、 HTMLファイルの<head>タグ内の<title>~</title>で、固まれ る文字列です。ページタイトルは、ブラウザのタイトルとタブに表示され、また、 「お気に入り」に登録 した 際のタイトルとしても扱われます。さら に重要なことは、 Yahoo ! やGoog leの検索結果のタイ トルに表示されることです。 そのページのテーマを示す最も重要な箇所であり、検索エンジンはページタイ トル のキ ーワードを最優先させて判断を行います。ここに上位表示させたい最適なキーワ ードを含めることが必須となります。
タイトルに含めるキーワードが決まっていなければ、 SEOを行うことは不可能です。 そのページにとって、もっとも最適なキーワードをしっかりと検討しましょう。 社名やブランド名、商品名、サービス名は必ず含めるようにします。その際、サイト全体を表すキーワードは、サイト内のどのページにも含めます。さらに下位のページのタイトルには、そのキーワードとページを表すキーワードを含めるようにしてく ださい。
トップページから下位ページまで、ページ固有のタイトルとサイト 全体のタイトルを併記して構成するようにキーワードを設定してください。
タイトルの長さ自体は、検索の上位表示とはさほど関連性はありません。しかし、 検索エンジンがタイトルを最も重要視している以上、「上位サイトにならう」ことは 少なくとも間違いではありません。
キーワードの回数や文章の長さなど、 SEOに適しているかを意識しすぎると、「人 からみて魅力的か」という要素をついおろそかにしがちです。 検索結果 1位でも、「審美歯科、矯正歯科、インフラント、ホワイトニング… な どのキーワードが羅列されただけのタイトルでは、どうでしょう? 検索結果を見たユーザーは、他のページに比べどこが優れているのか見分けがつき ません。 2位や3位のページのタイトルが、知名度、ブランドがあり魅力的であれば、 そちらをクリックするのではないでしょうか? SEOが広く認知されるにつれ、キーワード羅列型の画一的なタイトルが増えていますが、 SEOを行う目的は、あくまで生きたユーザーを呼び込むことです。 そのためには、できるだけキーワードを1 ページ=1つ」に絞り込み、限られた文字数の中でユーザーに響くタイトルを作成しましょう。

総単語数とキーワード出現率
総単語数とは?ページ本文中に存在する単語の数です。同一単語の重複もカウン卜して考えます。 総単語数とは、文章をどのように単語分解し、その単語の合計数を指します。
検索エンジンは、ページ内のキーワードの位置、組み合わせや比率でそのページの テーマを論理的に判断します。ページに含まれる本文の量が少なかったり、または Flash や画像が多用されたサイトでは、読みとれる情報が少なく、テーマの判断が難しくなるため、 最低限、 300語以上の単語数を含めるようにしましょう。 検索上位のページは、この総単語数が多く、十分な情報を有している傾向が見られ ます。

1 キーワード出現率とは?
上位表示させたいキーワードが、そのページ内の総単語数の中で何パーセント含まれているのかを表す数値です。 1000の単語があるページ内に特定のキーワードが 10 あれば 1%という出現率になります。 そのページのテーマを表すキーワー ドは、ページ内で最も多く使用されているのが 通常です。ワイン販売のページで「ワイン」といった単語が極端に少なかったら、検索エンジンはワインのページと判断しづらくなります。検索エンジンも相対的に多く 使われているキーワードからそのページのテーマを推測します。

インデッ クス対策
キーワード出現率についても、ほぼ 100%のページが 1%以上(最低限の基準とし 5 て 1%にて調査)含んでいます。
検索エンジンにとって、本文中に最低限の情報量と重要な検索キーワードが含まれ ていることは、タイトルタグと同様、検索結果に表示するか否かの重要な判断基準で あるという事実を示しています。
まずは、総単語数の調整です。ページの総単語数は、上位サイトが500語以上の単語数のページが多いという結果があります。500語という数値にとらわれる必要はあ りませんが、相応の文字数があったほうが、検索エンジンに対して有利であるという ことが言えます。

ページ内で重要なキーワードを複数回使用する
検索結果ページは、本文中に検索キーワー ドを 定数以上使用 しています。検索上位ページの平均値をとると、 Ya hoo! 、Googleとも、 常に4%周辺です。上記の総単語数500語の中の4% は、 20語。つまり、 1ページ内 に20回程度、重要なキーワードを含めておけば無難ということになります。
 総単語数とキーワード出現率
上位ページの傾向がおおよそSEOとはそこのような傾向をもっていることを理解したうえで、適切な構造のWebサイトに日々改良していくことが望ましいといえます。  内部SEO 総単語数が少なければ、キーワード出現率は高く設定し、逆に総単語数が多ければ 低く設定する、というようにケースに応じた調整を行ないましょう。